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イスラム帝国夜話 上

  • Content Introduction アラビアンナイトにも影響を与えた、イスラム世界最古の逸話集。10世紀、アッバース帝国の首都バグダードで記された逸話の数々が、繁栄を極めた社会のありさまを映しだす。上は、第1巻、第2巻を収録。
待機中

Collection Information

Registration Number Library Book Place Call Number Category Restriction Status
21178240 Showa 一般⑨ 929.7 タ 1 General Books  
Reservation Count 0

Basic Information

Title イスラム帝国夜話
Title (Reading) イスラム/テイコク/ヤワ
Volume Number
Author タヌーヒー‖[著]
Author (Reading) タヌーヒー
Author 森本/公誠‖訳
Author (Reading) モリモト,コウセイ
Publisher 岩波書店
Publication Date 2016.12
Number of Pages, etc. 14,527p
Dimensions 22cm
Price ¥15000
ISBN 978-4-00-061172-5
Content Description アラビアンナイトにも影響を与えた、イスラム世界最古の逸話集。10世紀、アッバース帝国の首都バグダードで記された逸話の数々が、繁栄を極めた社会のありさまを映しだす。上は、第1巻、第2巻を収録。
NDC 9 929.763
NDC 10 929.763
Intended Audience 一般(L)

Display Contents

Title 死者に噓つく要はなし   p8-10
Title 本当の利益とは何か   p11
Title 宰相の寛大さをバルマク家にたとえる   p12-13
Title 貧すれば鈍する   p13-15
Title 成り上がりだが無類の気前よさ   p15-17
Title イブン=アルジャッサースが莫大な科料に処せられる   p18-21
Title 宰相の首のすげかえ金次第   p21-26
Title 靴音さえ気遣う   p26-27
Title 高級軍人の遺産の壺   p28-29
Title 気前のよい男とはこんなもの   p30
Title 高等官吏は技術だけでは務まらぬ   p31-34
Title 威厳の示し方   p34-35
Title 孫にも威厳を見せる   p35-36
Title 屈辱へのお返し   p36-38
Title 馬子にも衣裳   p39
Title 対東ローマ外交の持ち駒は   p40-43
Title 国を越えた慈善の交換   p43-44
Title 宰相閣下は太っ腹   p44-46
Title 法の番人でも度量は広い   p47-49
Title 風変わりな震え字の書き方   p49
Title 弟に公文書を偽造された宰相   p50
Title 国家の歳入激減せり   p51-52
Title 受けた恩義は万倍にして   p52-54
Title 本当の雅量とはこんなもの   p54-56
Title 横領した公金を帳消しに   p57-59
Title 大金贈与の約束は仲介料の得られる地位で   p59-62
Title 恩義のお返しは仲介料の得られる地位で   p62-65
Title 宰相の決裁を得るには気遣いが   p65-66
Title 宰相への嘆願書は社会的弱者のため   p66-67
Title 嘆願書の煩わしさを諫める   p67-68
Title 預言者の家系も品位は地に落ちた   p68-69
Title 預言者の末裔も憐れなもの   p69-71
Title お堅い法官でさえ青春はあった   p72-73
Title アリー家出身者が誇らしく詠う   p74
Title ティグリス川を詠む   p75
Title リュート弾きを皮肉る   p75-76
Title ビシュル=ブン=ハールーンが諷刺の詩を詠む   p76-77
Title アブー=ナスルをビンスとあだ名するわけ   p77-79
Title 有名な学者に臆することなく   p79-80
Title 機転で窮地を脱する   p80-81
Title 機知は身を救う   p81-82
Title なぞかけでスーフィー行者をからかう   p82-83
Title スーフィー行者の詩はよくわからぬ   p83
Title 物売りの少年とのやり取り   p84
Title 人それぞれにふさわしい言葉で   p84-85
Title 太守の寛容を称える詩   p86
Title 指勘定の仕方と人の一生   p87
Title インドの遊女は国王にも進言できる   p88-89
Title 賢人たちにインドの王は尋ねる   p89-91
Title 情けを掛ける   p91
Title 口論に巻き込まれる   p92
Title 運と不運との分かれ道   p92
Title バッバガーの詩   p93
Title 貧しい人、困っている人への施し方   p94-96
Title 母親への孝養は食卓でも   p97
Title 機知は富むが不遜な説教師   p98
Title 氷売りスライマーンの幸運   p98-100
Title カリフ-ムクタディル時代のバグダードの繁栄   p100-102
Title 厳罰でなく温情をかけるべし   p103-107
Title 宮仕えはつらきもの   p108-110
Title 怒りの拳の落としどころ   p110-111
Title 臣下は君主の激情をなだめるもの   p112
Title 叛乱者には極刑の報いあり   p113-116
Title 我慢はどこまでできるか   p117
Title 一風変わった極刑   p118
Title 叛乱者の望んだままの極刑を   p119-121
Title 悪知恵を働かせる憎めない泥棒たち   p121-123
Title 神秘家の不思議には裏がある   p123-125
Title ハッラージュの異端審問   p126-128
Title ハッラージュのまやかし   p129-131
Title ハッラージュの著述   p131-132
Title バスラの碩学ブーミニー   p132-133
Title ハッラージュについてのジュッバーイーの見解   p134
Title ハッラージュ信奉者の信条   p135-136
Title 美田は息子のためならずや   p136-137
Title 遺産の速やかなる費消法   p138
Title 浪費癖から立ち直った遺産相続人   p139-143
Title 改悛すでに遅し   p143-144
Title 金遣い、その気になれば早や無一文   p144
Title 歌姫買いは人生勉強の授業料   p145
Title 歌姫買いはお高くつきますよ   p146
Title 同性愛の若者の言葉   p147
Title 同性愛者の奇妙な関係   p147-149
Title 生まれの幸運に背を向ける   p149
Title 指導的人物への書簡文はいかように   p150
Title 名前になった語句の忌避   p151-152
Title 大総督もほれた女には取り繕う   p153
Title 市井の人でもかつての遊びは桁外れ   p154
Title どんな生き物の魂も正しく導かれる   p155
Title 猿の知恵   p156-157
Title 熊にまつわる話   p157
Title どんな動物の肉でも食べる総督   p158-159
Title 借金主、九死に一生を得る   p160
Title いっぷう変わったライオンの捕獲法   p161
Title 私領地争いは命懸け   p162-169
Title 一税務官吏が信仰に目覚める   p170-173
Title 当世アラブ騎士の理想像   p173-177
Title 司法の乱れは国家滅亡の最初の兆候   p177-180
Title 商人出身法官の清貧   p180-182
Title 醜聞のある人物に法官たる資格はない   p183
Title 法官の地位もみくびられたものになった   p184
Title 新しい叙任に、民衆はつねに驚きいぶかしがるもの   p185
Title 神の掟はワクフ以外も無限に   p186-188
Title カリフの宦官といえども奴隷は奴隷   p188-189
Title 公証人の資格は並大抵のものではないぞ   p189-190
Title 大法官の諭し方はこんなもの   p191
Title 人を迎え入れる心遣い   p192
Title 宰相官邸はしきたりの厳しいところ   p193-194
Title のちの大法官もかつては貧乏学生   p195-196
Title 疑わしきは罰せず   p196-198
Title 大法官アブー=ユースフの遺産   p198
Title いかにして法官になったか   p199-201
Title 徳ある宰相の計らい   p202-203
Title 小さな得は大きな損   p203-205
Title 法学派によっては誰もが証人になれる   p205-206
Title あわて者の高官   p206-207
Title 笑いを取ってカリフの侍臣に   p207-208
Title 賭け事に負けたカリフの粋な計らい   p208-210
Title カリフの権威をかさに、世間を甘く見てはならぬ   p210-211
Title 恋はお高くつきますよ   p212-214
Title 文法家の内弟子となって学ぶ   p215-216
Title 時は流れながれて   p216-219
Title カリフ-ムクタディルは愚か者か   p220-221
Title ムクタディルの悲憤慷慨   p221-224
Title 息子が浪費家のカリフになると予言する   p224-228
Title ムクタディルの母后の無駄遣い   p228-229
Title ムクタディルの無駄遣い   p230
Title カリフ-ラーディーの無駄遣い   p231-233
Title ラーディーは諸事万端にわたっての最後のカリフ   p233-234
Title カリフ-ムタワッキルの無駄遣い   p234-236
Title 奴隷商人アブルアッバース   p236-238
Title 意表をついて絶品を手に入れる   p239-240
Title 義を見てせざるは勇無きなり   p241-245
Title 統治は細心の注意で   p246-248
Title 蟻の穴から堤も崩れる   p248-252
Title 天下の難事は必ず易きよりなる   p253-255
Title 従臣のいたずら心にも厳しく   p255-256
Title 酷政と仁政とのはざま   p257-258
Title 寵臣に機略で富を   p259-262
Title いたずらな横恋慕が招いた悲劇   p262-263
Title 殺人事件を飼い犬が暴く   p263-264
Title 用心がかえって仇に   p265
Title 幸運な財宝の発見   p266-267
Title 莫大な報償金よりも漁業権を   p267-268
Title ダイラム人族長が商人出身のオマーンの支配者を襲撃   p269-270
Title バグダードの治安は乱れたり   p270-271
Title 公衆に丸見えで売春させた無頼の館   p271-272
Title 極度の物価騰貴が招いた悲劇   p272-273
Title 太守を称えるバッバガーの詩   p274
Title 都から来た法官の気位の高さ   p278-279
Title 法官と税務長官との対立   p279-284
Title 地元の長の深慮遠謀に中央官僚も顔負け   p285-287
Title 法官ムハンマド=ブン=マンスールの男気   p288-290
Title 暴虐を行なった徴税官への懲罰   p290
Title 法の番人と権力保持者   p291-292
Title 法官のしゃれた表現   p293
Title 書記官僚の派閥抗争   p294-296
Title 派閥抗争に弁舌は武器   p297-300
Title 残すべき遺産は真の友   p301-304
Title 宝石の相場を下げさせたカリフの知恵   p304-305
Title 逆境における真の価値   p305-306
Title 母の一口の喜捨が息子を救う   p307
Title 恐怖のあとの幸運   p308-309
Title 弟を監禁したハムダーン朝太守への諫めの書簡   p310-312
Title ヤフヤー=アズディーの詩   p312-315
Title 別離の寂しさを詠む   p315-317
Title ある法官への賛辞   p317
Title カリフ臨席の結婚式における大法官の気遣い   p318-320
Title カリフへの法意見の御進講   p320-321
Title 歌姫に入れあげた部下への宰相の粋な計らい   p321-329
Title カリフの寂しい最期   p329-330
Title オオトカゲがカリフの遺体から両目を食べる   p330-332
Title 義母を残忍な拷問にかけたカリフ   p332-334
Title 人は見かけだけで判断してはならぬ   p335-336
Title 法官アブー=ウマルの英知   p337-339
Title 法官アブー=ウマルの裏わざ   p340-341
Title 毒消しのまじない   p342-343
Title できものの腫れを引かせるまじない   p344
Title 危機一髪、祈りが通じたか   p345-346
Title ブワイフ朝君主も少年時代は極貧生活   p346-347
Title ブワイフ朝の重臣もかつては貧窮生活   p347
Title 貧者だからといって蔑んではならぬ   p348
Title 大火も原因はちょっとしたこと   p349-351
Title 政敵を蹴落とすには   p351-353
Title 口は禍のもと   p354-355
Title 法官と経済検察官との確執   p355-356
Title 情は人の為ならず   p356-358
Title 父の寵臣であっても、息子の扱いは別   p359
Title 善意で引き受けても商売のうち   p360
Title 娘の不義の相手を責めるだけでは片手落ち   p361-362
Title 実力者の命令でも筋は通すべし   p362-363
Title 実利のある宰相職を求めて   p364-365
Title 宰相とは危険な仕事   p366
Title 大望を抱いている者はその危険も大きい   p367
Title 政争に敗れた前宰相は哀れなもの   p368-369
Title 熱湯に手を入れても火傷せぬ   p369-371
Title あるスーフィー行者の奇行   p371-372
Title 長時間使用に耐える巨大蠟燭   p372-373
Title 信仰にまつわる変わった出来事   p374-375
Title 記憶力抜群のいたずらっ子   p376-377
Title 記憶力抜群の乞食   p377-378
Title タヌーヒーの父も抜群の記憶力の持ち主   p379-380
Title 神に祈ってコーランの暗記に励む   p381
Title スーフィー行者が説く人生の糧   p382
Title 君主の教訓   p382-388
Title 自分のことは自分で始末しろ   p388-391
Title 新任法官への諷刺詩   p391-392
Title 褒美をくれない宰相への諷刺詩   p393
Title 一編の詩で担保の宝飾品を取り戻す   p394-395
Title 蝿を追い払うことのできる不思議な石   p395-396
Title 宝石売りに危険は付き物   p397-398
Title ある貿易商人の知恵   p399-400
Title 訴訟で法官を出し抜いた女の知恵   p400-401
Title 負債を否定し、宣誓を拒絶した男   p402
Title 言葉は知ったつもりで使うでない   p402-403
Title 公証人たるものの心構えとは   p403-404
Title 女郎屋のなかの女郎屋   p404-412
Title とんだ書きまちがい   p412-413
Title 食い物にけちな徴税官を甥がやり込める   p413-414
Title 王者の観察眼   p415-416
Title ちょっとした機転とおねだりでひと財産   p416-419
Title 詩人の悪ふざけ   p420-421
Title 詩趣のわかる追剝ぎ   p422
Title ふざけた人たち   p423
Title 因果はめぐる   p424
Title 宰相ムハッラビーの書簡   p425
Title 機転を利かせて過激派の襲撃を免れる   p426-427
Title ムウタズィラ派の振舞い   p427-428
Title コーラン創造説をめぐる逸話   p428-429
Title 二人の著名な学者が同日に亡くなった   p429-430
Title 夜討ち朝駆けの就職運動   p430-434
Title 身のほどを忘れて宰相をなじった結末は   p434-436
Title 危機一髪に祈りは有益か   p436
Title 返り咲きの宰相への頌詩   p437-438
Title 女性による辛辣な諷刺   p438-440
Title 殉教者フサインの母の悲しみ   p440-443
Title 失業法官の神への祈り   p443-448
Title 殉教者フサインの子孫討伐者に対するシーア派感情   p448-450
Title 夢のなかの預言者のお告げ   p451-452
Title 夢のなかで詩を暗記する   p453-454
Title いったん出された主命をいかにして撤回させるか   p454-457
Title 世知辛い世になったもの   p458-460
Title ハムダーン朝太守アブー=タグリブへの祝辞   p460-463
Title 再婚する母の息子を慰める書簡   p463-464
Title 麻痺の少女に起こった奇跡   p464-466
Title 公証人の資格とは   p467
Title チェス指しの説くチェスの効用   p468-469
Title 貧すれば鈍する、それが当世気質   p469-471
Title 友人も立場変われば敵同士   p471-473
Title 夢に現われた神の使徒のお告げ   p473-474
Title 神への祈りがローマ人軍奴の麻痺を救う   p474-476
Title バスラの大モスクのハッラージュ   p476-477
Title さいころの負けをつい神に愚痴る   p478
Title 反目する礼拝布令役人と経済検察官   p479
Title イブン=ドゥライドは抜群の記憶力   p479-480
Title 言葉の言い間違い   p481
Title ハムダーン朝君主の功績を顕彰する書簡   p482-485
Title 即興の頌詩で大金の褒美   p486
Title 褒美を催促した詩人がかえってやり込められる   p487-488
Title 宝石商イブン=アルジャッサースが金持ちになれたきっかけ   p488-489
Title 酒づきあいがもとで信用を得る   p490-491
Title 口は禍の門   p492-493
Title ベドゥインの占い師   p493-495
Title ベドゥインの鳥占い   p495-497
Title 高名な占星術師を顔色なからしめた辻占い師   p498-500
Title 占星術師の腕比べ   p500-502
Title タヌーヒーの父、みずからの命終を占う   p502-503
Title 君子危うきに近よらず - ある神学者の占星術観  p504
Title 占星術に熟達したムウタズィラ派神学者   p505
Title 食事するのも相手次第   p505-507
Title 窮鳥、懐に入る   p507-509
Title 気丈な老婆、泥棒を閉じ込める   p509-511
Title ムウタズィラ派信者の肝っ玉   p511-512
Title 女性歌手の歌声にほれ込んだ老伝承家   p512-513
Title 偽ガブリエル、愚者信仰を打ち破る   p513-515
Title いかさま苦行者、まんまと喜捨をせしめる   p515-519
Title 感激のあまり失神し息絶えたスーフィー行者   p519-520
Title 二人の乞食の知恵   p521
Title 敬神の苦行者といえども欲の持ち主   p521-522
Title 最果ての地の国王の知恵   p522-524
Title すぐれた医者の瀉血法   p524-525
Title オレンジ臭過敏症   p525-526
Title ここまで来たか、あゝ疲れた   p526-527
Important Points
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